■ 水彩色鉛筆画 覚え書き ■

≪画材について≫
ミリペン---------------------------------→
有名どころでは、サクラのPIGMA。
水性・耐水性が有ります。
画材屋さんは勿論のこと、文具屋さんや、手芸品店でも売っています。

トレーシングペーパー---------------------------------→
辞書で引いたところ「敷き写し用の紙」とな。
要は、下に敷いた絵や文字が透けて見える、半透明の紙のことです。
画材屋さんや、文具屋さんや、手芸品店でも売っているところがあります。
最近では100円ショップでも見かけることが……(ダイソーですが)

水彩色鉛筆画に適した紙---------------------------------→
表面がツルツルしていない画用紙がお勧めです。(BBケント、キャンソン、マーメイド、スケッチブック など)
故に表面が滑らかすぎるケント紙はお勧めできません。
水を使うので、イラストボード(分厚い紙の板に絵を描く用の紙が貼ってあるもの。 画材やさんで購入すべし)が便利です。紙が薄いとよれて仕上がりがボコボコになります。
又はパネル(木製の木枠。画材やさんで購入)に水貼り。
無くても何とかなります。道具は必要以上に揃えなくても良いかと。

ネリケシ---------------------------------→
大抵の方がご存知かとは思いますが、一応説明。
読んで字の如く、指で揉んだら形の変わる柔らかい消しゴムです。
はさみなどで好きな大きさにカットして使います。(さすがに丸ごといっぺんに使うのは多すぎるかと)
画材やさんで購入します。
文具屋さんやファンシー雑貨のお店にもありますが、色の付いているものはやめておいた方が無難です。
できれば、画材やさんでも売っているネリケシを使って下さい。
以前文具屋さんで買ったものは、得体の知れない(砂のような)粒々が出てきて紙の表面にまとわり付いて使い物になりませんでした。
(プラスチック消しゴムは消えすぎるので、チャレンジャーな方だけお試しあれ)

定着剤---------------------------------→
出来上がった作品の保護をするためのものです。
塗っただけで置いておくと、表面を擦ってしまった時に色移りをしたり、色がにじんでしまったりすることがあるので、もし有るなら使います。
画材やさんで売っています。
スプレータイプのもので、用途のところに「色鉛筆」と書いてあるものであれば間違い無いかと思います。
水性・耐水性の2種類があります。

サッピツ---------------------------------→
紙を棒状に巻いて、鉛筆のような形にしたものです。
画材やさんで売っています。
太いものから細いものまで数種類あります。お値段はそんなにしません(100円とか200円とか)。
色鉛筆塗りしたところをこれでこすると、色がなじんできれいに仕上がります。

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≪用語について≫
ペン入れ---------------------------------→
鉛筆で描いた線をペンでなぞること。
清書と言った方が分かりやすいでしょうか。

補色---------------------------------→
反対色。
黄色に対しては青紫、赤に対しては青緑など。
【基本と豆知識】(混色の応用)↓参照

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【基本と豆知識】
一色で濃淡を表す練習---------------------------------→
いきなり「塗りましょう」と言われても、どんな風に塗れば良いのか戸惑ってしまうのが初心者というもの。
なので、ぶっつけ本番の前に少しだけ練習をして、感覚をつかんでおきます。

で、練習というのがこれ↓

学校の美術の時間なんかでやったことのある人もいるかもしれませんが。
こんな感じで、鉛筆でグラデーションを塗る練習をします。
こんなので本当に効果が有るのかと疑う前に、試してみて下さい。

やり方を簡単にご説明。
先ず、紙に横長の四角い枠を書きます。
それから、枠の中を塗っていきます。
グラデーションの方向はお好みで構いません。
ただし、塗り始めるのは濃い方から。だんだん力を抜いて最後は色が着いたか着かないかくらいで。
一度に塗ってしまおうとせずに、濃い所は特に何度か塗り重ねて、きれいなグラデーションに仕上げていきます。
※薄い方から塗り始めるのは、至難の業です。最初はどうしても力が入ってしまいますから。

この練習を一度でもやっておくと、力の加減のしかたが解るので、格段に失敗が減りますよ。

広範囲を塗る時の塗りムラについて---------------------------------→
水彩色鉛筆は広い面積を塗るのはあまり適していない画材だと、個人的には思うのです。
というのも、広範囲を塗る際は特に塗りムラが出易く、なかなか均一にとはいかないからです。
で、広範囲を塗る時の手段をいくつかご紹介。

[その1]わざとムラにしてみる
 下塗りの際、水彩色鉛筆の粉を水で溶かして筆で伸ばして塗るわけですが、その時にできたムラをそのまま活かして塗る方法です。

[その2]別の色を入れて色ムラにしてみる
 下塗りの際、基本の色とは別の色の粉を落としておいて、それを筆で伸ばして塗り、それを活かす方法です。
 例が有るので、ご参照下さい↓
大切なもの



背景の上の部分に色のムラを。チョイスする色は、直感で選ぶとグーですが、基本は同系色かなと。
もいっちょ
オーロラの下で



こちらは背景をファンタジーな色の組み合わせにしております。
配置は、直感を大切に。

[その3]塗りムラを出にくくする塗り方でマットにしてみる
 下図のような細かいタッチを連続させて塗る方法です。
 
 これで、ざっと塗り終わったら、サッピツ(又はティッシュ)でこすると良い感じになじみます。
 例↓
王太子と同じ顔の男(デフォルト)

混色の色々---------------------------------→
絵の中では、一見一つに見える色も良く見ると様々な色の集合によって表現されています。
単色のグラデーションだけでも表現の幅は広がりますが、複数の色を塗り重ねることによって、より一層奥行きや重厚感を表現することができるようになります。

混色の基本について
 混色は、読んで字の如く、色を混ぜることです。
 どの色とどの色を混ぜると、どんな色になるのか、代表的なものを書いておきます。
 誰でも知っているものですが。
   赤 + 青 → 紫
   赤 + 黄 → だいだい(オレンジ)
   青 + 黄 → 緑

   ピンク + 水色 → 薄紫

   紫 + 赤 → 赤紫
   紫 + 青 → 青紫
   橙 + 赤 → 朱色
   緑 + 黄 → 黄緑

   その他、灰色を混ぜると、色を少し暗くすることができます。

混色の応用
 水彩色鉛筆の少ないカラーバリエーションの中では、上記のような正統派の組み合わせだけでは表現できる色に限界も有ります。
 こういう場合、補色の関係というものを知っておくと、とても重宝します。


こちらは、PCCS(日本色研配色体系)の24色相環を基に作成したものです。
(PCの機種により色が異なって見えます。 スクリーンで表現されている色がPCCSで定める色と一致しているわけではないことをあらかじめご了承下さい)

 輪にならんだそれぞれの色の向かい側に有るのが、その色の補色(反対色)です。
 例えば、黄色の補色は青紫で、赤の補色は青緑です。
 この補色同士を混ぜ合わせると、無彩色(白・灰・黒などの色味の無い色)に近い色になります。
 要は、彩度が落ちる(鮮やかでなくなる)のです。

 何を言いたいか、例えでご説明します。(ちょっと強引な例えですが)
 野原を塗りたくてとりあえず黄緑を塗ったけれど、陰の部分を塗る灰色が無くて、何とか他の色で代用できないかという場合。
 陰の部分ということは暗くなっているつまり彩度が下がった状態なわけで、黄緑の彩度を下げる補色をうまく使えば表現できます。
 黄緑の補色は紫(上図参照)なので、この場合、紫形の色を塗れば彩度を落とせるというわけです。
 だからといって、すぐに紫を塗るのは早計です。 よくみると、紫はけっこう暗めの色で、そのまま黄緑に重ねてしまうと、思ったよりも色が暗くなったり、紫色の方が勝って変な色になりかねません。
 なので、紫に近くてもう少し明るい色を選んでみます。
 というと、この場合薄紫(藤色)ということになります。 あとは簡単、最初は弱い筆圧から様子を見ながら重ね塗りしていき、丁度良いところで止めれば良いのです。
 もう少し言うと、薄紫ではなく、ピンクと水色の2色を黄緑に重ねるという手もあります。 黄緑と薄紫2色だけの重ね塗りより、いくぶん味のある混色になります。
 ↓実際に塗ってみました
元の色(黄緑)
+灰色 +薄紫 +ピンク+水色
 よく分からない説明になりました。スミマセン。
 とにかく、補色同士の組み合わせで色々な色の表現が可能になるということを頭の隅にでも置いておくと良いよ、という話です。

 補色同士を組み合わせる場合、元の色が明るい色であれば、重ねる色の明るさも同じかそれより明るくすると失敗が少ないです。
 また、完全な補色同士ではなく、いくらか近い色同士の混色も色々な色ができて楽しいですよ。
+肌色+黄土色+水色→うぐいす色
 例えば、左のうぐいす色は黄緑に、肌色(黄みの)・黄土色・水色を重ね塗りして表現しています。


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