水彩色鉛筆画のメイキング【1】
大人の塗り絵等の流行により、ここのところ色鉛筆(水彩色鉛筆含む)人口が増えているようです。
という訳で、水彩色鉛筆画を始めたばかりの(もしくは始めたい)方への、素人による素人向けの水彩色鉛筆画のメイキングを作ることにしました。
ここで触れることは、基本的な作業の流れの他は、私が水彩色鉛筆画を描く上で気付いた点(小技)などに留まりますので、「講座」ではなく、あくまで一個人の「メイキング」ということを念頭に置いた上で、日記を読む感覚でお楽しみいただければ幸いです。
そもそも絵の描き方などは一人一人違っているのが当然のことで、教室で習ったから、教本に書いてあったからといって、その方法が全ての人にとって最適であるとは言えないと思います。という訳で、ここでの内容も、数ある方法の内の一つとして参考にしていただければと思います。
また、文章が長くなって読みにくくなるため、画材や用語の説明は別ページに記載することにしました。単語に貼ったリンクから各説明にジャンプできるようになっております(別窓)。
■1、下絵と転写について
何はともあれ、先ずは下絵(塗るための線画)を用意しなければなりません。
勿論、自分で描けるなら自分で線画を描いて用意すれば安上がりですが、どうも自分の絵ではやる気が沸かないという場合は、無理をせずに本屋さんで塗り絵の本を購入した方が良いかと。色々有るから、楽しいです。
ちなみに、ちゃんとした絵をお手本に色を塗るだけでも、デッサン力は徐々に付いていくと私は信じてます!◆とりあえず、以下、下絵の準備から。(塗り絵の本を使う場合はこの作業は不要です)
私の場合は、コピー用紙に鉛筆で殴り書きして、 ミリペンで ペン入れして、鉛筆の線を消して終わりです。
人によっては、鉛筆で描いたものに トレーシングペーパーをかけて、そのトレーシングペーパーに清書するようです。パーツごとに描き分けておいて、トレーシングペパーに転写する際に組み合わせることもできます。利点は、鉛筆の線を消さなくて良いから、下絵がきれいに仕上がるところ。でも、気をつけないと、いつの間にか下の鉛筆書きの紙とトレーシングペーパーがズレてしまうのでキッチリ固定しておきましょう。そういうわけで、今回の下絵。↓ ペン入れまで終わったところ。スキャナで取り込んだ画像です。
◆続いて、下絵の転写です。(塗り絵の本を使う場合はこの作業は不要です)
◇先ず用意するもの
下絵 : これはわざわざ書くまでもなく
トレーシングペーパー : 結局これは使います。カーボン紙の代わり。なくても何とかイケルと思いますが。
紙 : 画用紙など 詳しい説明は別ページにて
セロハンテープ : 下絵と画用紙を固定するのに使用
シャープペンシル又はボールペン : 筆圧が高いと跡が残るので、シャープペンシルがお勧め。ボールペンなら色付き。私の場合は、 イラストボードを使ってます。 パネルを使うとなると水貼りが面倒だし(乾燥1日…)、何よりパネルの木目が出そうなので。
今回は、museのBBケントを使います。サイズは、B5です。(B4をカッターナイフで真っ二つ)
写真では分かりにくいかもしれませんが、厚さ1mm。では、先ず、トレーシングペーパーをカーボン紙のように変身させます。
トレーシングペーパーの片面一面を鉛筆で塗りつぶします。鉛筆の濃さはできれば2B以上で。繰り返し使えるので、使い終わったら、広告などにはさんで保管しておくと良いですよ。
下絵を直接トレーシングペーパーに描いた場合は、その裏面を鉛筆で塗っても良いかと。この場合、全部を塗りつぶさずに、線の部分の裏側だけを塗っておけば良いです。
どうしてもトレーシングペーパーが入手できなかった場合は、下絵の紙の裏側を同じように線に沿って塗ればOKです。この場合、濃い目に(多めに)塗っておいた方が良いようです。(トレーシングペーパーほど鉛筆が濃く付かないため)
(カーボン紙を使うのだけは絶対にやめて下さい。カーボン紙のインクはたいていの場合消しゴムでは消えませんし、濃すぎます)続いて、紙(イラストボード)の上に下絵を重ねて、ずれないように一辺をセロハンテープで留めます。粘着が強いので、セロハンテープは手の甲などに一度貼ってから粘着力を落として使うと良いです。
色が入るところにセロハンテープを貼らないように。(下絵の裏に直接鉛筆を塗った場合はここまででOK)
そして、先程準備したトレーシングペーパーを、塗った面を下(イラストボード側)にしてはさみます。極力トレーシングペーパーがすれないようにします。
できれば、向かい側のもう一辺もセロハンテープで固定しておくと良いです。と言うか、して下さい。ずれますから。
↓図
それでは、下絵を転写します。
シャープペンシルで線をなぞっていきます。必要以上に力を入れなくても良いですが、ある程度の力は入れます。
細かいところ(特に顔)は、線がつぶれがちになるので、気をつけます。
とりあえず全部の線がなぞれたら、本当に全部なぞれたかチェックした方が良いかと。シャープペンシルの線では見難いですが、斜めにしたら光の加減で照って見えるので、その辺で何とかチェックして下さい。(色付きのボールペンでなぞると分かりやすいですが)では、トレーシングペーパーを外してみます。
この時、下絵と紙(イラストボード)を留めているテープは、全部取ってしまわずに一辺分だけ残しておくと、写し忘れがあった時にそのままササッとなぞり直せるので良いですよ。
で、↓こんな感じに転写できました。(思ったより濃く付きました)
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